時間銀行を開発する文系エンジニアのブログ

日程調整アプリ「時間銀行」を作っている開発者のブログです。日程調整に関するTipと、アプリ開発について発信していきたいと思います。

【まとめ】日程調整ツール"あるある" 6連発

 

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時限調整の中の人がお伝えする「日程調整ツール"あるある"」シリーズ第二弾です。(第一弾はこちら

 

第一弾では◯✕式日程調整ツールで「いつまで経っても誰も予定登録をしないパターン」と「みんなやたらと✕が多いパターン」の2パターンをあるあるとして紹介しました。

今回はなぜそのあるあるが起きてしまうのか、というあるあるの裏側にあるあるあるを紹介します。

 

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「日程調整ツールあるある」まとめ

その1:

出欠表を送ったのに、いつまで経っても誰も予定登録をしてくれない。(by 幹事)

日程調整ツールの超定番殿堂入り"あるある"です。幹事として、真っ白な出欠表がいつまでも埋まらないと無力さと恥ずかしさで心臓が張り裂けそうになりますよね。

「その2」以降がこの"あるある"が起きる理由を説明してくれます。

 

その2:

招待リンクにアクセスしたはいいけど、誰も予定登録をしていなくて「本当にこの企画やるの?」という不安にかられ、予定登録を躊躇した。(by 真面目なAさん)

それはまるで清水の舞台に横一列に並んで、誰かが飛び降りるのをお互いに目配せしながら待っている(そして誰も飛び降りない)ような雰囲気です。これは「出る杭は打たれる」を恐れる極めて日本人らしい現象だと思います。

白紙の出欠表は清水の舞台じゃないヨ!Why Japanese People!って感じです。厚切りジェイソンさんもびっくりです。

 

その3:

招待リンクにアクセスしたはいいけど、あまりにも候補日の数が多すぎて予定登録をする気が失せた。(by 面倒くさがりなBさん)

これは比較的経験の浅い幹事がやってしまいがちなミスです。1ヶ月分の出欠表とか◯✕つけてみたいですか?

でも「候補日を何日分設けるか」というボリューム感は実は非常にシビアです。多すぎると面倒くさがられ、逆に少なすぎれば今度は都合の合う日が見つかりにくくなってしまいます。

私はこれを「日程調整のジレンマ」と呼んでいますが、これが解消できる丁度いいボリュームは(私の経験上ですが)だいたい2週間くらいだと思っています。

 

その4:

予定登録をしようとしたが、あまりも自分の予定が少なすぎて◯ばかりになってしまう。周りに暇人だと思われるのが嫌なので適当に✕や△を混ぜて登録した。(by 非リアのCさん)

皆さんお分かりの通り、これこそがまさに「やたらと✕が多いパターン」の理由です。別に非リアがどうとかではなく、予定というプライバシー中のプライバシーな情報をさらけ出すのは誰にとっても嫌なことです。それが◯✕式日程調整ツールになると自分がいつ予定があっていつ暇なのかがご丁寧に白日の下に晒されてしまう。ましてやたまたまその期間に予定が少なかったのを馬鹿正直に◯を並べてやれば「私は暇人です」と出欠表にでっかく書くことと同じなわけです。

ですから予定登録時には適当に✕や△のスパイスを加えてボカすわけです。幹事からすると迷惑な話ですが、◯✕式日程調整ツールの宿命であると言えるでしょう。

 

その5:

△の基準が分からない。今は予定が入っているけどもしかしたら行けるのが△なのか、予定がこれから入るかもしれないから△なのか、30分の遅刻と1時間の遅刻は両方とも△でいいのか?(by 理系なDさん)

でました!タマムシ色の日本人向けに特設された"△"という選択肢。これぞ諸悪の根源とまで言う人もいます。こいつ(△)は"タマムシ色"という表現がぴったりなほど人によって解釈がバラバラ。おまけに「その4」でのスパイスとしても使い勝手がいいので多用されがちときた。幹事としては「君は来れるのかい?来れないのかい?」と小一時間ほど問い詰めてやりたいところですが、これからはせめて△を多用してくるやつを「タマムシ」と呼んでやることにしましょう。(そして◯✕式日程調整ツールを使うときは備考欄に「タマムシ禁止」と書くのを流行らせよう。)

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その6:

イベントが多いとたくさん招待リンクが送られてくるが、それらにいちいち◯✕を入力していくのが非常に面倒くさい。(by リア充のGさん)

 「リア充爆発しr」と言いたい気持ちを抑えて 真剣にこの問題に向き合ってみましょう。◯✕入力の何が面倒くさいのかと言われれば、「候補日時を見ていちいち参加可否まで判断しなければならない」ということではないでしょうか。

出欠表を見ながら私たちは「ん〜と、この日は何時までだから、いける」「ん〜と、この日はアレがあるから、いけない」ということを繰り返しているわけです。明らかにいける/いけない場合はいいですが、それが微妙な場合、◯△✕のどれをつけるべきかを考えることは確かに面倒です。(基準も曖昧ですし)

ましてや同じ時期にたくさんの出欠表を送りつけられて、それぞれにゼロから◯✕をつけるとなると手間は相当です。

 

 

いかがでしたか?これらの多くは普段皆さんが当たり前のように感じていることを私が文章化したに過ぎないと思いますが、「そうだったのか…」という気づきがあったら嬉しいと思います。

けちょんけちょんな言われっぷりの◯✕式日程調整ツールですが、ちょっと癖の強いマニュアル車みたいな感じで、使いこなせればとても便利ですので、そういった方法も今後紹介していきたいとおもいます。

 

その前に!

私が考案した日程調整ツール「時限調整」は、これらの"あるある"が起きないように作られています。なぜあるあるが起きないのかは別記事で紹介するとして、百聞は一見に如かず、まずは仲間内で使ってみて、その効果を体感してみて下さい!

 

www.zigenchosei.com

 

それでは!